
the story behind
ツマラントイレ誕生の背景
きっかけは、某コンビニエンスストアからの「トイレの詰まりを何とかしてほしい」という声で、お話を聞くと、詰まりの約8割が上位2割の店舗で発生してるとのことでした。「最もトイレが詰まる」店舗を調べると、その店舗が入っている雑居ビル各階のトイレも詰まりが頻発していることが分かりました。


築年数が経った雑居ビルは、複雑な配管の老朽化に伴い、変形したりサビや排水したモノが蓄積することで詰まりやすくなります。この環境で一般的なトイレを使うと、流れの勢いが足らず、詰まりが多発します。時代の潮流もあり、トイレに流す水量を抑えることが通常となっていますが、古い雑居ビルや配管が長いロードサイド店舗などでは、水流の勢い不足で、トイレの詰まりが多発する現象が起きています。
countermeasure
解決策

詰まりに対して洗浄水量を上げ、一気に流しきることで詰まりを防止しました。こだわったのは、流す水の量。万が一詰まっても、便器から溢れないギリギリの12Lを採用しました。
solution
詰まりがゼロに
最もトイレが詰まる店舗に設置したところ、年間十数回の詰まりが0になり、店舗の方に大変喜んでいただきました。もともと2,000万円の配管工事が検討されていましたが、10万円のトイレタンク交換工事で解決し、他店でも設置されることになりました。ただ、水道代が上がる場合もあるため、詰まりの解消に費用がかかる店舗に限っての導入になりました。
Tsumaran Toilet Plus
ツマラントイレ+Plus

2025年夏の発売を予定
水道代を抑えて詰まりを防止するために、ツマラントイレ+Plusを開発し、2025年夏の発売を予定しています。大水量で流す頻度をコントロールできるのが特徴で、特許出願中【特願2023-189099】です。
Wrapping Up
最後に
ツマラントイレの期待は高まっています。これは、高度経済成長期の建物は築30~50年を迎え、配管も老朽化していますが、改築や修繕はコストや人手不足で進んでいないためです。ツマラントイレは、トイレタンクの交換のみで詰まりを防止することができ、多くの店舗での導入が見込まれています。