Insufficient Number of Multi-function Toilet
数が足りない多機能トイレ
商業施設や駅、空港などでよく見かけるようになった、多機能トイレ。しかし、この多機能トイレに利用者が集中することが社会問題となっています。
もともとは、外でのトイレが不安で外出できなかった体が不自由な方のために「障がい者用トイレ」や「車いす用トイレ」として普及しました。その後、高齢者や乳幼児連れなども含めたバリアフリーの潮流を受け「多機能トイレ」という呼び方に代わってきました。
しかし今では、多機能になったため、利用者が増え、また待たされることが問題として浮かび上がっています。

各自治体や大型施設を中心に多機能トイレの設置増加や機能ごとの分散が進められていますが、今後の加速度的な改善が求められます。

設置に対する壁として、コストやスペースの問題があります。スペースに関しては、株式会社LIXILやTOTO株式会社が170cm×190cmとコンパクトサイズのトイレパックで課題の解消に努めています。十分なスペースが確保しずらい中小規模の施設にも対応でき、かつバリエーションもあり、コンパクトでも利用者のニーズに応えられる空間を提供しています。
[参考]
多機能トイレパック(株式会社LIXIL)
https://www.lixil.co.jp/lineup/toilet/multifunction-toilet-pack
コンパクト・バリアフリートイレパック(TOTO株式会社)
https://www.lixil.co.jp/lineup/toilet/multifunction-toilet-pack