Dispelling 4K Images
デザインの力で4Kを払拭
公衆トイレには、これまで4Kイメージ(暗い、汚い、臭い、怖い)がつきまとっていました。
この問題に対して、発想力とデザインの力で解決しようとする取り組みがみられます。
東京都渋谷区が2020年8月から始めたThe Tokyo
Toiletプロジェクト。区内の公衆トイレ17か所を、世界で活躍する16名のクリエイターがそれぞれデザインし、社会課題の解決に挑んでいます。
安藤忠雄「あまやどり」

都市的な洗練された黒い円形の外観は、格子状で風と光を通す設計になっており、安心・安全も担保された空間を創出しています。
隈研吾「森のコミチ」

公衆トイレを「村」と捉え、多様なニーズ(子連れ、高齢者、車いすなど)にあわせて、各部屋の内装をデザイン。現代の多様化社会を象徴するようなトイレといえます。
坂茂「ザ トウメイ トウキョウ トイレット」

公衆トイレには、きれいかどうか、中に誰も隠れていないかの2つ心配があります。これに対して鍵を閉めると不透明になるというユニークなガラスの壁を設置し、両方の問題を解決しようとしています。
[参考]
The Tokyo Toilet 公式ページ
https://tokyotoilet.jp/